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潜水服は蝶の夢を見る

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潜水服は蝶の夢を見る
原題: LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON
    /THE DIVING BELL AND THE BUTTERFLY
製作年度: 2007年
製作国: フランス/アメリカ
監督: ジュリアン・シュナーベル
出演: マチュー・アマルリック エマニュエル・セニエ マリ=ジョゼ・クローズ アンヌ・コンシニ パトリック・シェネ ニエル・アレストリュプ オラツ・ロペス・ヘルメンディア ジャン=ピエール・カッセル イザック・ド・バンコレ エマ・ドゥ・コーヌ マリナ・ハンズ マックス・フォン・シドー

映画の日の土曜なだけあってものすごく混んでいました。
ぎりぎり1番前で見られたのですが、角度と映像の加減で少し酔ってしまった感じ。
それはさておいて・・・。

重量感のある映画でした。
人はなにかやるべきことを持って生まれてきて、そのために生かされている、
そんな気になりました。その「なにか」は大きかったり小さかったりするわけですが。
ジャン=ドーは記憶と想像力と左目の瞬きでそれをやり遂げた。
成し遂げた彼の死は悲しみよりもいっそ清清しいのです。

マチュー・アマルリックの演技は素晴らしく、皮肉やユーモアを交え描かれたジャン=ドーは
とても良かったです。
しかしながらマックス・フォン・シドー演じる父親の悲しみにとても胸を打たれました。
彼の恐れと悲しみはいかほどだったのでしょうか。

「海を飛ぶ夢」とか、こういう映画を観ると自分に置き換えてしまいます。
自分はこんな風に意志をもてるだろうか、支えてくれる人はいるだろうか、と。
そして、この果てしない想像力を持つことができるだろうか、と・・・。

by bara_aya | 2008-03-01 23:24 | Movie/Play  

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